スポンサーリンク

管理栄養士は名称独占資格!そもそも名称独占資格って何だろう?

管理栄養士

こんにちは。

管理栄養士のリバー川谷です!

そもそも管理栄養士って国家資格なのはみなさんご存知でしたしょうか?

大学に行って4年間勉強したり実習したりして

卒業できたら国家試験を受けられて合格したら管理栄養士の資格がもらえます。

他の方法で資格をもらえる方法もありますが、

最低限学校は出ないといけませんので

取得するのに結構苦労するんですよ。

勉強するだけでは取れない、つまりサクッと取れる資格ではありません。

国家資格ですからね。

国家資格とは?

そもそも国家資格って何だろうか?

文部科学省による国家試験の定義から

「国家資格とは、国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、

特定の職業に従事すると証明される資格。」

文部科学省 国家資格の概要について

簡単にいうと、

各分野であなたの能力と知識が国が定めた基準に満たしていた場合、

国はあなたなら大丈夫でしょうと認定され、その資格で仕事ができるようになるのが

国家資格です。

国家資格は国に認められた資格ですので、社会的に信用が高いと言えます。

名称独占資格と業務独占資格とは?

国家資格の中でもさらにカテゴリー分けされます。

そのカテゴリーの中で2種類の独占資格に分けられます。

それが業務独占資格名称独占資格といいます。

業務独占資格

業務独占資格とは、資格を持っている人だけがその業務ができる資格です。

資格のない人がその業務をすると、法律違反になりますので、処罰があります。

主な職業

医師、歯科医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、

理学療法士、弁護士、美容師など

このように例えば医療系であると、人に直接触れるなどの医療行為は

高度な技術と知識が必要です。

ということから、無資格だとスキルが保障されていないため、医療ミスなどの

危険性が高く命に関わるため業務独占する必要があるのですね。

名称独占資格

名称独占資格とは、資格を持っている人だけがその資格の名前を名乗って

業務をすることができる資格です。

資格がないのにその資格を名乗って業務を行うと、法律違反になり、処罰の対象になります。

主な職業

管理栄養士、栄養士、調理師、介護福祉士、社会福祉士、

保育士、中小企業診断士など

このように肩書きを名乗るには資格が必要ですよっていうことですので、

国からそれなりに信用されている証なのかなって思いますが、

これ逆に考えると、

何も名乗らなければその業務をしていいってことです。

例えば、

管理栄養士でなくても、管理栄養士と名乗らなければ別に栄養相談をしても

特に問題ありません。

介護福祉士でなくても、介護福祉士と名乗らなければ介護をしてもできるなら

かまわないということです。

名称独占資格でも大きな存在価値はある

「名称独占資格って名乗らなければ無資格でもその業務をしていいってことなので、

資格の意味ってあるの?」って思ったりもしますよね?

確かにある分野を勉強し有資格者並みもしくはそれ以上に詳しくなったとしたら、

資格の必要性を感じないかもしれませんが、

名称独占資格であっても資格を持っている人と持っていない人では、

大きな違いがあります。

その資格がないとできない仕事がある

名称独占資格でもその資格がないと成立しないことがあります。

それは根拠法に基づいた配置基準や加算要件などです。

例えば管理栄養士の場合、

健康増進法から

「医学的管理を必要とし1回300食以上または1日750食以上を継続して提供する特定給食施設,1回500食以上または1日1500食以上を継続して提供する特定給食施設」

健康増進法施行規則第7条

このような主に大きめ病院などの施設は管理栄養士が必ず配置する義務があります。

あと加算要件の場合、介護福祉施設の加算の中で

「栄養マネジメント加算」「療養食加算」などというのがありますが、

これらは管理栄養士がいないと算定できません。

つまり資格がないとこのような壁に当たるため、資格の必要さは大きいと思われます。

資格があると、手当が付く職業が多い

これは働いている場所によってさまざまであるが、

多くの事業所では資格手当があります。金額も事業所によりさまざまであるが、

毎月給料に資格手当分も振り込まれます。

これは有資格のメリットですね。

資格があるとないとでは信用度が違う

例えば、

管理栄養士が話す糖尿病教室と

糖尿病に関する知識はあるが、無資格が話す素人の糖尿病教室の場合、

みなさんはどちらに聞きに行きたいですか?

おそらく皆さんは管理栄養士が話すほうに行きたいですよね?

これが信用度の違いです。

名称独占資格でも、国家資格であることから、

国からある一定の技術や知識が認められて、資格を手に入れたわけですから、

資格を持っている人は信用度が高いです。

いい意味で、ブランド価値がついたような感じであると思います。

資格を持っている人は持っていない人と比べると、仮に同じスキルくらいだとしても

もちろんブランドという資格があるほうが圧倒的に信用度が高いのです。

いかがでしょうか?

以上のことから、どんな資格であろうと、

資格は持っている方が持っていない人と比べると

何かしらの差別化や付加価値があると考えられます。

コメント