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ゼロカロリーって書いているのって本当にゼロカロリーなのか?

食と栄養

今宵はゼロカロリーブーム?

健康志向の人が増えてきており、そのニーズに応じた商品、

特に健康食品がすごく増えてきている気がします。

その中でもスーパーやコンビニなど置いている商品で

「ゼロカロリー」「カロリー0」とか

「カロリーオフ」「カロリーひかえめ」とか

表記されている食品、飲料がめちゃめちゃ多いですよね。

スーパーのドリンクコーナーを見ても全体の3~4割くらいは

そのような飲料が置いていますよね。いや、ほんとに。

はっきりしたことはわからないが、

あれだけ販売数や種類が多いということは

ものすごく皆さん飲まれていて売れている、

消費者ニーズに合わせた結果であると推測されます。

そもそも、

「ゼロカロリーって、何でゼロカロリーなの?」

「ゼロカロリーって、何入っているの?」

「本当に、ゼロカロリーなの?」

みなさんはこんなことを思ってことはないだろうか?

ということで

ゼロカロリーの正体について話していこうと思います。

ゼロカロリーのものには何が入っているのか

「ゼロカロリー」とか「カロリーひかえめ」のジュースなどを飲んだら

普通のジュースとそれほど違いがないくらい

しっかり甘いと感じたことはないだろうか?

缶ジュースやペットボトルのラベルにいろいろ表記しているなかに

原材料名のところ見てほしいのですが、

普通ジュースとかですと、砂糖やその他糖類などが表記していますが、

ゼロカロリー飲料はほとんどの場合、

甘味料という表記があり、その続きに

(アスパルテーム)(アセスルファムK)(スクラロース)

だいたいこの3つが表記されていることが多いです。

これらは、人工甘味料と言われるものであり、

砂糖などの自然界にあるものではなく、

人工的にいろいろ合成してできた成分です。

いちお食品衛生法に基づき、厚生労働大臣が安全性と有効性を確認している成分で

あるため、安全であると思われます。

人工甘味料の特徴はごく少量でも強い甘みを感じられることであります。

アスパルテームアセスルファムKは砂糖の約200倍の甘味の強さ、

スクラロースに関しては砂糖の約600倍の甘味の強さを持っています。

そもそも本当にゼロカロリーなの?

ゼロカロリーって書いてあるのだからゼロじゃないの?

って思う人はいらっしゃると思われるが、

結論からいうと

ゼロカロリーって書いていても必ずしも0kcalとは限らないということです。

これは法律が関わっていまして、

ある基準を満たしていれば、「ゼロカロリー」とか「カロリー控えめ」

などの表示をしてもいいですよっていう決まりがあります。

栄養表示基準に基づく栄養成分表示の決まり(健康増進法)

含まない旨の表示をする場合は、次のいずれかの基準値に満たないこと

表示→「無」、「ゼロ」、「ノン」、「レス」

基準:食品100g当たり5kcal未満、飲料の場合100ml当たり5kcal未満。

この基準値より値が小さければ、含まない旨を表示可能。

・低い旨の表示をする場合は、次のいずれかの基準値以下であること

低い旨の表示→「低」、「ひかえめ」、「小」、「ライト」、

「ダイエット」、「オフ」

基準:食品100g当たり40kcal以下、飲料の場合100ml当たり20kcal以下。

この基準値より値が小さければ、低い旨を表示可能。

これらを見ると、やはりゼロカロリー食品や飲料は

ゼロカロリーとは限らないということはお分かりいただけたでしょうか?

例えば、100ml当たり4kcalのドリンクを500mlペットボトル飲んだ場合、

20kcalであるが、「ゼロカロリー」や「ノンカロリー」などの表示をしても

問題ないということである。

もうひとつ例を出すと、

100ml当たり20kcalのドリンクを500mlペットボトル飲んだ場合、

100kcalであるが、「カロリーオフ」とか「ダイエット」などの

表示ができるのです。

100kcalはバナナ約1本、りんご約1/2個分のカロリーである。

普通の500mlペットボトルのドリンクは

だいたい150~200kcalくらいありますので、

それと比べると「ゼロカロリー」や「カロリーオフ」飲料は

カロリーが低いですが、それでも飲み過ぎると

カロリーの取り過ぎであり、ダイエットしている人は

特に勘違いしないようにしましょう

最後に

健康志向が高く、ダイエットに取り組んでいる人は多くいらっしゃることから

ゼロカロリーなどの健康飲料のニーズが高まり、たくさん利用されているのが

現状であります。

しかし、「ゼロカロリー」とか「カロリーオフ」などの表示に安心して

買ってしまう人はいますが、絶対にゼロではないということを

勘違いしてはいけません。

そのことを知ったうえで考えて上手に付き合ってほしいと思います。

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