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【実は管理栄養士は給料が安い】管理栄養士の給料が安い理由は主に3つ!

管理栄養士

こんにちは!

管理栄養士のリバー川谷です。

人から職業を聞かれたときに

「管理栄養士です!」と答えると、

「お~国家資格じゃないですか~

たくさんお給料もらってるでしょ?」

みたいなこと言われたこと

結構あるんですよね。

「いやいや、栄養士給料低いんですよ~」

っていつも言うと、

「いやいや~またまた~」

ってまたまた~じゃねーよ!!

マジの話だから!というのを伝えたくて、

今回は管理栄養士の給料は安いということ、

その安い理由を伝えたいと思います。

※管理栄養士の職種は病院や高齢者福祉施設、保育園、行政などの

専門職に当てはまる内容ですので、

一般的な企業などの一般職は対象外となります。

管理栄養士の給料は安いのか?

管理栄養士の年収は

だいたい300~500万円くらいといわれています。

(この数字には年代やキャリア、性別などによって差はあります。) 

栄養士のみであると、250~400万円くらいかなと。

やっぱり管理栄養士になると、

資格手当がつくところが多かったり、

管理栄養士のみ採用される仕事もありますので、

これが給料の差だと思います。

以前に管理栄養士の給料はどれくらいということを

書かせいただきました。

よければ、こちらも合わせてご覧くださいね。

・他の業種と比較

まず、日本の平均ってどれくらいなのでしょうか?

令和元年度の平均年収は436万円といわれています。

管理栄養士で年収436万もらっている場合、

どちらかというと多い部類に入ります。

ということは管理栄養士の給料は

日本全体の平均年収よりも低いということです。

次に他の医療従事者の年収を比較してみると、

  • 医師  1000~1500万くらい
  • 看護師 400~600万くらい
  • 薬剤師 450~650万くらい
  • 理学療法士 350~500万くらい
  • 臨床検査技師 400~600万くらい

これらを比べると管理栄養士の年収は

決して多いとはいえないですよね。

管理栄養士の給料が安い理由

そもそも営利目的の職場でない

現時点で日本は

病院などの医療法人や老人ホームや保育園などの社会福祉法人は

(株式会社が運営している老人ホームや保育園は対象外)

営利目的で経営することが禁止されていますので

ある程度事業に制限があり、自由度が低い経営となるため、

大きく儲けるためのことができにくいのが現状です

例えば、特別養護老人ホームで見ていくと

  • ①利用料金(居住費、食費など含む)はある程度決まっていて
  • 経営側が自由に決められない。
  • ②利用者に定員がある。

この2点から、

得られる収益を大きく増やす事は難しく、ある程度頭打ち状態です。

では、費用削減に努めて利益を大きくする方法があるが、

主に一番大きい人件費の削減がとても重要と

なってきます。

しかし、そのような施設には配置基準があり、

利用者人数に対して何人以上の職員を配置しなさいなどの、

ルールがあるため、大きく人件費を削ることも

難しいところです。

ということは費用もどんな頑張っても削減効果が限られているため、

利益もある程度頭打ちであるという事です。

その利益が大きく増えることはなかなかないので

職員の給与も上がるわけがないということです。

利益を直接生み出すことが難しい

単純に考えて一般的に利益を出すには

①費用を抑えつつ、高い収益を得る

②件数を増やす

基本的にこれらが必要であります。

例えば、飲食店業務でいうと

  • ①商品の原価を抑えて、高い価格で売る。
  • ②客数を増やす。

これらによって利益を上げるいうことになります。

サービス業でもその他の仕事でも

経営方法次第では一人でも大きな利益を

上げること可能です。

しかし、管理栄養士の専門職は

基本的に高い収益を得ることは難しく、

件数を増やすにもある程度限界がある仕事が多いので、

利益を上げにくいと言われています。

例えば、給食の場合、

  • ①患者(利用者)に請求する給食費は全国一律で決まっている。

(給食費もまあまあ安い)

  • ②病院や福祉施設などは定員があるため、

食数の上限は決まっている。

栄養指導の場合、

  • ①栄養指導の加算数は決まっている。
  • ②栄養指導での最低限の指導時間や上限回数が決まっている。
  • ③医師が栄養指導の必要性を検討した結果、依頼が来るため、

管理栄養士が件数を操作できるものでない。

これらの理由で管理栄養士がどうこう頑張って

利益を作るのは難しいです。

つまり、医師や看護師など他の医療従事者と比べて

利益率が低いため、

その分お給料に反映されるということですね。

管理栄養士じゃなくてもできる仕事が多い

管理栄養士は国家資格であるが、

業務独占資格ではなく、名称独占資格です。

業務独占資格とは、その資格を持っている人しか

できない業務ができるということです。

医師、看護師、薬剤師などは業務独占資格であるが、

これは、それらの資格を持っていないと

してはいけない業務があるということです

例えば、診察や手術などの医療行為は医師以外の人は

原則してはいけません。

一方、

名称独占資格とは、資格を持っている人だけが、

その名称を名乗って業務をすることができるということです。

管理栄養士の他には、保育士や介護福祉士、調理師などは

名称独占資格に当たります。

管理栄養士資格を持っている人は

「管理栄養士ですよ!」って名乗って業務ができます。

逆に管理栄養士でないのに「管理栄養士ですよ!」って

嘘ついて業務したらダメですよってことです。

まず、独占資格関係なく普通に考えて、

資格詐称して仕事する事がそもそもアウトだろ?

って思いますがね。

これ、逆に言うと

名乗らなかったら、誰でも管理栄養士がやっている

業務をやっていいってことになります。

病院や施設の配置基準や加算に関わる業務では

管理栄養士がいないとできない業務はありますが、

あくまでも+αの話であり、

管理栄養士でないとしてはいけない業務はありません。

現場の給食業務は誰でもできる仕事がほとんどであり、

事務作業もソフトウエアの開発進んで性能が良くなったり、

AIの導入などの時代がくると、

ますます管理栄養士でなくてもできる仕事が増えてきます。

誰にでもできる仕事が多くなるということは、

その分給料も安くなる傾向があるということです。

もっとお金がほしいなら

管理栄養士の給料が安い理由を話させていただきましたが、

「このままでは生活苦しい!」

「もっとお金が欲しい!」

このように思いますよね?

しかし、管理栄養士の専門職だけでは

給料が高くなることはかなり難しいのが

今の管理栄養士の現状です。

でも

もっとお金が手に入って安定な生活がしたいなら、

選択としては主に2つあります。

管理栄養士の専門職から離れる

つまり、一般企業などの管理栄養士関係なく

違う業種に転職するということです。

給料が高いところや福利厚生が良いところなど

自分で調べて就活しないといけませんが、

管理栄養士関係ない仕事についても

意外とその仕事がマッチしていて、

自分が輝けるフィールドになることもあると思います。

あと、病院などの専門職でなくても、

管理栄養士の知識があると、

とても有利になったり活かせる仕事も

たくさんあります。

管理栄養士がサラリーマンしている人は多く、

その他フリーランスなどで頑張ってらっしゃる人も

多いのですので、

管理栄養士は色んなフィールドで

活躍できると思います。

副業をする

やっぱり管理栄養士の資格をフルに活かせる

病院や福祉施設などの専門職で仕事がしたい!

でも

「お金が欲しい!」

「たくさんはいらないけれど、ある程度安定した生活ができれば」

という人は

本業だけでなく、他でお金を稼ぐしかないですよね。

つまり、

副業をする!これしかないです。

ここではどんな副業するかまでは触れませんが、

やはり本業をどれだけ頑張っても

お金は増えないので、

副業はやるしかないです。やらない選択肢はないです。

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