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「栄養」ってどういう意味?「栄養」について考えてみた

食と栄養

こんにちは!

リバー川谷と申します。

職業は管理栄養士であり、医療従事者として日々仕事をしています。

今回は「栄養」について考えてみようと思い、お話しさせていただきます!

栄養の本来の意味を知らない?

まず、

みなさんに問いかけてみたいのですが、

「栄養」って何ですか?

「栄養」ってどういう意味ですか?

このような質問をされたとき、はっきりと正しく答えられる人は

どれくらいいるでしょうか?

普段の会話などの中で「栄養」っていうキーワードを使ったとき、

正しい意味を理解して、会話文として成立しているだろうか?

おそらく、

「栄養」って何?って聞かれたときに

しっかり正しく答えられる人はそんなに多くないのではないでしょうか?

ということで

「栄養」の本来の意味などいろいろお話しさせていただこうと思います。

栄養とは何ぞや?

「栄養」の定義とは

定義から教科書的に説明すると、

「ヒトに限らず、生物は外から物質を摂取し、消化、吸収し、

不要なものを排泄することにより、生命を維持する一連の活動」

である。

いかがでしょうか?

ある程度、言っていることはわかると思いますが、

いまいちピンと来ない人もいるかと思います。

もう少し掘り下げてみる

改めて栄養の定義を出してみます。

「ヒトに限らず、生物は外から物質を摂取し、消化、吸収し、

不要なものを排泄することにより、生命を維持する一連の活動」

まず、この文章の中で出てきた何個かの単語を順番に説明します。

外から物質

食べ物のこと。

さらに言うと食べ物の中に含まれる成分のこと、

これを栄養素といいます。

栄養素とはたんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの

人間にとって必要な成分のことです。

消化

消化とは食べ物の中に含まれている栄養素を体内に取り込みやすい

(吸収しやすい)形になるように作ること。

例えばの話であるが、パンを食べたときパンのまま体内に取り入れて

それがエネルギーになることはありません。

食べ物をお口で噛む作業や消化管の運動、

唾液や胃液などは栄養素を体内に取り入れやすい形にする役割をしています。

吸収

吸収とは消化の過程が終わり、栄養素を体内に取り込むことです。

血液を巡って、必要なところに行き渡り、

それによって

エネルギーになったり、体を作ったり、体の調子を整える作用が

あります。

排泄

排泄とは体にとって不要な物を体の外に出すことである。

尿や便はそのことであるが、呼吸で吐いている二酸化炭素や

皮膚から出る汗、これも排泄のことを指します。

これらの単語の意味を理解できれば、

ある程度、「栄養」とはどういう意味かお分かりいただけたでしょうか。

つまり、もう少しわかりやすく言うと、

「ご飯を食べることにより栄養素と取り入れ、必要なものは使って、

いらないものは外に出して体内でコントロールすることで

生きていくための活動」

それが「栄養」です。

その「栄養」の言葉の使い方は正しい?

このような言葉を聞いたことはないだろうか?

「栄養のある食べ物」

「栄養が足りてない」

「栄養が偏ってる」

など

私がこの言葉を聞くと少し意味がずれているなと感じます。

言いたいことは伝わるけども。

おそらくこのように言っている人は

「栄養素」「栄養」と勘違いされていると考えられます。

まとめ

「栄養」の定義についてお話しましたが、

もう一度

簡略に説明すると、

「栄養」とは

ご飯を食べて栄養素と取り入れて、必要なものは使って、

いらないものは外に出して体内でコントロールすることで

生きていくための活動。

今回はこれを是非覚えていただきたいです!

最後に

「栄養」の中に食べる作業がありますが、

人は

何を、どこで、誰と、いつ、なぜ、どのようにして

食べるのか?

5W1Hの選択ができます。

このように食べることはいろいろ選択ができ、

その選択は人生を豊かにします。

これらも「栄養」の一環です。

つまり、

「栄養」とは生きる上で必要であるが、

人生を豊かにするうえでも必要であります。

食と栄養
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