世界の健康志向が高まってきているこの時代、
いろいろ数多くの食品があふれているこの時代で
何を食べるか食の選択が昔と比べてかなり自由度が高いですよね。
要するに少なくとも日本ではお金があれば好きなものを好きな時に
食べられます。とてもいい時代です。
そうなるとやはり何が良いとか何が悪いから食べてはいけないとかの
情報がいろいろ流れていますね。
その中でも、
「加工食品は体に悪いから食べてはいけない」
「加工食品を食べると寿命が縮む」
とか聞いたことがありますし、
「加工食品って食べない方がいいですか?」
って質問されたこともあります。
結論から言うと、
加工食品そのものは悪ではないです。上手に活用するとむしろ救世主になります。
加工食品もそれ以外の食品も
自分の体の状態などの背景から目的を考えて何をどれくらい食べるかがとても大切です。
ということで
今回は加工食品について考えていきましょう。
加工食品とは?

そもそも加工食品とは何でしょうか?
「加工食品とは、食品になんらかの加工を施したものであり、その種類は、水産練り製品・肉加工品・乳加工品・嗜好食品・調味料・菓子類・冷凍食品・レトルト食品・缶詰食品・インスタント食品等、多岐にわたります。」
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト から引用
という大まかであるが定義付けされています。
食品を何らかの加工をしたものですから
食品を焼いたりゆでたりしたら加工食品、何か調味料をかけたら加工食品であるみたいに、
家でも何らかの加工をして食べているということです。
おそらく食品添加物など何か入っているもの食品を加工食品だと思っている人も
多いと思いますが、もちろんそれだけではなく、
ほとんどが加工をしないと食べられないものが多いということです。
加工食品を作る目的
なぜ食品を加工するのでしょうか?
食品を加工することはかなり昔から行っており、それにはいろいろ目的があるためです。
主な目的
- 食品の保存性を高める
- 味をおいしくする
- 食べやすくする
- 安全性を高める
- 簡単に食べられる
- 栄養素を付加できる
- 安定的に供給ができる
など挙げられます。
加工食品は決して悪ではない
加工食品は良い面もあるが、もちろん悪い面もあります。
カロリーが高い、塩分が高い、栄養バランスが悪い、食品添加物がたくさん入っているなど
確かにお菓子とかジャンクフードなどのそういう食品はこれらに当てはまることが
多いのも事実です。
しかし、
加工食品の目的から考えると、
人が食事に関わる不安や不満を解消するためにこの加工食品が生まれたと考えられます。
例えば、
生鮮食品は日持ちがしない
↓
加工することで腐りにくくなった
↓
時間が経っても食べられる。食中毒のリスクが下がる。
この時代でいうと、
仕事が忙しかったり共働きなどの理由でご飯を作る時間がない
↓
加工することで時間をかけずに簡単に食べられるようになった。
↓
自分の時間が確保できて気持ちに余裕ができる。手軽に栄養補給ができる。
などの理由で
加工食品によってライフスタイルが良い方向に変化したことは事実であり、
決して悪ではなく、時には救世主のような存在になることもあります。
加工食品なしでは生活できない

もし加工食品がない世界になったとしたらどうなるか想像してみましょう。
スーパーマーケットの売り物がほとんどなくなる
生鮮食品であるのは野菜類、肉類、魚介類であるが、それ以外の商品は全て加工食品です。
つまり、もし加工食品がない世の中では、スーパーマーケットが盛り上がらないですよね。
加工なしでは誕生しない食品が多い
加工食品の存在を消してしまうと、無くなる食品があります。
豆腐、納豆、油揚げ、がんもどき、牛乳、ヨーグルト、チーズ、ソーセージ、ベーコン、ひき肉、かまぼこ、こんにゃく、干物、乾物食品、ジュース、アイスクリーム、お菓子、お酒類 など。
これらはごく一部でありますが、当たり前のように食べていた食品も
ほとんどは加工食品であります。
加工食品の関わりで大切なのは目的と許容量
加工食品に関係なく全ての食品に当てはまることであるが、
食品の関わりは人によって目的がさまざまであるため、
どう向き合っていくか、どれくらいの量を食べるのかを
自分で決めていくしかないと思います。
あなたは健康なのか?それとも何か病気をもっているのか?
それだけでも
その食品を何の目的で食べるか、または、食べないかは人それぞれです。
健康な人でも病気をもっている人でも
- おいしいからそれを食べるのか、
- 作る手間を省きたいからそれを食べるのか、
- 料理ができないからそれを食べるのか、
- 摂りたい栄養素がはいっているからそれを食べるのか、
- どれくらいの量のそれを食べるのか、
みなさんはこれらの目的などの理由で食の選択をしているんですね。
ですので、
加工食品が人にとって悪だといって切り捨てるのではなく、
自分のライフスタイルや健康状態などを自分自身で考えて、
豊かになるためにうまくに活用することが大切です。
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