現代は情報社会と言われるほど、昔と比べて情報に溢れかえっているこの世の中。
そのおかげで必要な情報は手に入れやすくなっています。
知りたいことがあれば、ググるなど、ネット上で検索したりして、調べたいことは
簡単に調べられます。
しかし、世に出ている情報が多すぎていろいろな情報がある中で、
どれが正しい情報なのか、自分が求めている情報はどれか?
などは思ったことはないだろうか?
リテラシーって最近どこかでよく聞きませんか?
リテラシーとは何だろうか?
今回は自分の生きてくうえで一番大事ということはまず健康でしょ!ということ、
健康についてもっと向き合ったほうがいい!ということから
ヘルスリテラシーについてお話していきます。
そもそもリテラシーとは?

リテラシー(literacy)とは、そもそも直訳すると「読み書き能力」という意味で、
分かりやすく言うと、「物事を適切に理解して、活用できるスキル」ということです。
このスキルは老若男女問わず、ビジネスだけでなく生活していくうえで、
みなさんに必要なスキルです。
○○リテラシーという言葉があるように、いろいろな種類のリテラシーがあります。
ヘルスリテラシーとは?
ヘルスリテラシーは
「健康に関するあらゆる情報に対して、正しい情報を見極めて判断し、活用できるスキル」です。
自分が間違った情報を鵜吞みにしたり、行動を誤ると自分の健康維持・増進はせず、
むしろ健康を損ねてしまう可能性があります。
自分の健康について気になることや、悩みがあった場合、
- 病院で受診して治療する
- 接骨院や整体に行って施術する
- 友人や知り合いに相談する
- 自分で書籍やネットなどで調べて情報を集めたりする
など
これらの行動によってヘルスリテラシーの高さを問われます。
体の不調が気になり、自分で情報収集しその情報を見極めた結果、病院に行くべきと判断し、
例えば、
体の不調が気になり、自分で情報収集しその情報を見極めた結果、
病院に行くべきと判断し、受診した結果、手術などの大きな治療せず、
何回かの通院と適切な服薬による治療で治癒しました。
この場合、自分の行動が早期発見できたことにつながったため、
ヘルスリテラシーが高いと言えます。
逆に
間違った情報を信じて行動した結果、健康を害することになってしまった。
これは、情報の取捨選択ができなかったため、ヘルスリテラシーは低いということです。
新型コロナウイルスに関連するヘルスリテラシー

最近、新型コロナウイルスが全世界で流行しており、日本でも緊急事態宣言が
出る時期がありました。今でも感染者数がいて連日ニュースで報道されていますが、
みなさん、このような情報がネットやTwitterなどのSNSで見たことはないだろうか?
- ①「新型コロナウイルスは熱に強く、お湯を飲むと予防に効果がある」
- ②「お茶・紅茶を飲むと新型コロナウイルスの予防に効果がある」
- ③「納豆を食べると新型コロナウイルスの予防に効果がある」
- ④「イソジンなどのうがい薬はコロナの感染予防になる」
などなど...
みなさんはこのような情報を見てどう思いましたか?
まず、①②③は根拠がない完全にデマ情報です。
この情報を信じた人はヘルスリテラシーは低いです。
では、④はどうでしょうか?
最近、吉村知事がポピヨード液によるうがい薬(イソジンなど)が
新型コロナウイルス感染症予防に効果があると報道され、
薬局からうがい薬の買い占めにより売り切れ続出したことがありました。
結論から言うと、この情報を鵜呑みにして、うがい薬を買いに行った人は
ヘルスリテラシーは低いです。
まず、この報道を見て「ん?」という感じで疑いを持った人は
ある程度ヘルスリテラシーの持っていると人であると思われます。
私自身はこの情報を下記のように感じました。
●「うがい薬でうがいすることは、口の中のいろいろな細菌やウイルスを殺菌したり
洗浄できるので、うがいをしないよりは効果があるのは当然ですし、
それは新型コロナウイルス感染症に限らないのでは?」
●「口の中のウイルスが殺菌されるということは、唾液でPCR検査を行った場合は
陰性になる確率が増えるのでないか?口よりさらに中に、口以外(粘膜など)から
体内に入った場合は効果がないのでは?」
●「検査統計数が41人って少なくない?」
いかがでしょうか?みなさんはどう思いましたでしょうか?
もちろん他の意見もあるかと思います。
このようにいろんな情報が溢れていて何もかもストレートに受け止めると
正確な情報を見逃したり解釈を間違うことがあります。
それにより無駄に自分の行動に制限をかけたり、自分の健康に不利益が生ずる可能性があります。
ということからヘルスリテラシーを高めることは自分自身の生活するうえでとても大切です。
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